カッピング(吸い玉)療法

BLOG 2022年09月05日

こんにちは。花笑整骨院の田中です。

先日男子ハンマー投げ選手の赤穂選手が来院され、カッピング治療を行いました。

カッピングとは中国で生まれた民間療法で、多くの世界的なアスリートも受けられており、スポーツ中継などで赤い球状のあざのようなものを見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。

効果としては球状のカップで皮膚と皮下組織を真空にして吸い上げ、カップを外したときに以前より多く血流を流すことで疲労物質等を流していき、疲労感やだるさ、冷えなどを改善していきます。

また、カップを外したときの色味で濃い赤や紫色となった部分は血流不足などの判断もできます。

上の画像を見ても色味の違いがあるのがわかると思います。

通常のカッピングはカップを真空状態にした状態で動かさずに数分置くのみですが、赤穂選手は希望されたため真空状態のままカップを滑らせてマッサージしていくスライドカッピングを行っております。

赤穂選手もスライドカッピング時は若干悶絶しておましたが、終わった後は体が軽くなったと効果を実感していただいたようです。

※本来は痛みのない程度に行います

人によってカッピング後や翌日に受けた部位のだるさが出る場合がありますが、充血作用によるだるさですので数日以内に消失します。

カッピングの跡は通常数日~2週間以内に消えますのでご安心ください。

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アスリート(小学生~高校生)の腰痛

BLOG 2022年08月17日

みなさんこんにちは。花笑整骨院の田中です。

本日はスポーツを行っている小学生から高校生の腰痛症についてお話します。

スポーツをするうえで故障はいろんな個所をしうるのですが、今回は筋筋膜性腰痛と腰椎分離症に絞って説明します。

筋筋膜性腰痛

筋肉の表面は筋膜といわれるうすい膜で覆われており、その膜に神経や血管が多く分布します。

筋筋膜性腰痛はこの筋膜がよれたり高密度化することで筋膜が引っ張られたりするときに痛みを感じます。

痛みは体を前に倒す前屈動作で出ることが多く、これは上記の筋膜が引っ張られることによる痛みが原因です。

腰椎分離症

腰の背骨である腰椎の中の椎弓といわれる部分の片方または両方に疲労骨折が生じたもので、スポーツをしている学生では運動時の腰の鈍痛や重さを訴えることが多く、痛みは筋筋膜性腰痛と反対に腰をそらす動作で強くなります。簡易的なテストで、片足立ちになり腰をそらした時に軸足側の腰に響く痛みがあれば腰椎分離症の疑いがあります。

筋筋膜性腰痛に対するセルフストレッチ

痛みの原因は筋肉の緊張にあるため、緊張を緩めるためストレッチを行います。

腰のストレッチ

胸の前で両ひざを抱えて腰の筋肉を伸ばします

お尻のストレッチ

椅子に座り片方の足をもう片方の膝の上に乗せ胸を張り腰を反らした状態で上半身を倒していきます

太もものストレッチ

片方の足を台の上に置き腰を反らして胸を張った状態で台に乗せた足の膝を伸ばすように上から押さえていきます

腰椎分離症に対するセルフストレッチ

骨盤の前傾や反り腰による腰椎の負担増加が原因となるため、それらを改善するためストレッチを行います。

股関節のストレッチ

ベッドなどの上で仰向けになり片方の膝を胸の前でしっかりと抱え込み、もう片方の足をベッドの外に降ろしていきます

太もものストレッチ

仰向けで片方の膝を曲げた状態で曲げた膝が床から浮かないように上半身を後ろに倒していきます

腰のストレッチ

仰向けで片方の足をもう片方の足の方へクロスして上半身をひねっていきます

各ストレッチ全て痛みのない範囲で安全に行ってください。

以上が筋筋膜性腰痛や腰椎分離症などスポーツを行う学生に起こりやすい腰痛に対するストレッチとなります。

腰椎のカーブや骨盤の傾斜によっておこる障害は変わってきますので、専門家による細かい評価をしたうえで重点的に行うストレッチを指導してもらうのが良いのではないかと思います。

花笑整骨院ではストレッチ指導やエクササイズ指導を競技や年齢、姿勢評価等を踏まえたうえでおこなっておりますので質問等あれば何でもご相談ください。

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お盆の休業についてお知らせ

BLOG 2022年07月30日

いつも花笑整骨院をご利用いただき誠にありがとうございます。
2022年のお盆休みに伴う休業期間のお知らせです。

【 休業期間 】 
2022年8月11日(木)~8月16日(火)

上記期間中を休業とさせていただきます。
ご迷惑おかけしますが何卒よろしくお願いいたします。

ジュニア世代の柔軟性の向上

BLOG 2022年07月25日

こんにちは。花笑整骨院の田中です。

今回はジュニア世代の柔軟性についてお話します。

当院では学生に限らず最初に姿勢の評価を行うのですが、姿勢評価である程度どこの筋肉が短縮緊張していて、反対に延長弱化しているのかが判断できます。

例えばこちらの学生の場合

足関節の背屈、膝関節の屈曲、骨盤の後傾があり全体的に後方荷重となっています。

この場合腹筋群と太もも裏のハムストリングスに短縮緊張があり、股関節前面の腸腰筋や大腿四頭筋と背筋群に延長弱化があると予想できます。

しかし、実際に教科書の平面通りに筋肉の延長・弱化や短縮・緊張はほぼ起こらないのであくまで予想として各筋肉や関節の動きを見ていきます。

写真の患者は空手をしており、開脚前屈でも肘が地面に着く程度に柔軟性は保持しています。

ただし実際柔軟性の確認をしてみた時に明らかな左右差もあり、空手の動作で腰に痛みを感じることもあり施術とコンディショニングを行いました。

実際のストレッチはこんな感じで行います。(画像は別の患者ですが同じストレッチをしています)

患者は中学生のためかなりダイナミックにストレッチをしていますが、いろんな因子を考慮して患者にあったストレッチを行っています。

上記の写真はコントラクトリラックスという手法でのストレッチ法で関節可動域を拡大させて最大可動域まで動かしたところで関節運動を学習させるものになります。

具体的には上図のような姿勢で最大まで股関節を曲げた状態から膝を限界まで伸ばしていき、10秒ほどストレッチさせた後に10°程度膝を曲げた状態から手を押し返すように力を3割程度で5~10秒力を入れてもらい、力を抜いてまた膝を限界まで伸ばしていきます。

筋肉は収縮後に弛緩をするという性質を利用したリハビリのPNFといわれる手技のストレッチ法です。

大きな可動域でスピードやパワーを出せるほうが競技としても当然有利ですし、何よりケガの予防になりますので、各筋肉の柔軟性を向上させてケガ無くパフォーマンス向上を目指しましょう!

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足底筋膜炎(足底腱膜炎)の治療

BLOG 2022年07月15日

先日元アマチュア横綱の西郷智博さんが来院されました。

症状は腰痛と足底筋膜炎でそれぞれの治療を行いました。

西郷さんは現在国体の鳥取代表選手としてご活躍されているほか、鳥取城北高校相撲部の外部コーチとして稽古にも参加されており、学生の技術指導に従事されています。

足底腱膜炎

足の裏の踵周辺に痛みを感じ、特に寝起きや歩き始めに強く痛み、歩いていると徐々に痛みを感じなくなっていく障害です。

ランニング等の繰り返しや、相撲や柔道など足の裏の筋肉を強く使うスポーツでもよく見られる障害です。

今回の患者の場合足部のアライメントは足の内側縦アーチの減少(偏平足)及び横アーチの減少(開帳足)があり、俵での踏ん張り(土俵際での粘り)で足の裏の筋肉群を強く日常的に使用することで踵の骨に付着している足底腱膜が引っ張られ続けることで炎症を起こしたものと考えられます。

触診では腓腹筋(アキレス腱に移行する筋肉)全体の筋緊張がかなり強く以下の図のような状態でした。

このように足底腱膜が日常的に伸ばされながらさらに相撲の稽古で強い負荷を受けることで起こった障害でした。

ちなみにテーピングを提案しましたが稽古をした際に即時剥がれるとのことでしたので今回は行いませんでした。

このようにスポーツに関しても、腰痛等の障害に関しても理由があっておこるものが多いです。その原因を取り除いていかなければ根本的な治療になりませんのでしっかりと各関節や姿勢の評価を行うことが大事ですね。

花笑整骨院はスポーツを愛する老若男女の皆様を応援します!

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