腰痛の評価

BLOG 2017年03月01日

花笑整骨院の田中です。

 

最近随分と春らしくなり、スギ花粉の飛散が始まっているようです。

鳥取は前年と比べやや多いとのことでした。

 

いわゆるアレルギー性鼻炎なのですが、ここらへんはアロマ等で軽減できるのでしょうか?

私も毎年花粉症には悩まされておりますが、マスク以外の対策は特にしていないので良い方法があれば是非教えてください。

 

本日は我々柔道整復師や、理学療法士、作業療法士、医師にもかかせない評価についてです。

 

我々は必ずこの評価を行ってから治療に入るのですが、評価と言っても整形外科的な徒手テストや姿勢の評価、筋力や神経のテストなどたくさんの評価項目が存在します。

 

今回は最も悩まれていることが多いであろう腰痛の評価についてです。

 

まず、この画像をご覧ください。

 

 

こちらは体幹の運動になります。

 

この運動を行っていただき、どの動きを行った時に痛みもしくはしびれが出るかで原因となっている部分を限定していきます。

腰痛持ちの皆様も是非試していただき、ご自身の腰痛の原因の参考にしてみてはいかがでしょうか?

 

まず一番左の屈曲動作で腰痛が出る場合疑うのが

 

・椎間板ヘルニア

 

・脊柱圧迫骨折

 

・筋・筋膜性腰痛

 

・仙腸関節障害

 

などとなります。他にも股関節の疾患や機能障害はもちろん疑うべきですが、今回は割愛させていただきます。

 

 

次に隣の伸展動作で腰痛が出た場合は

 

・腰部脊柱管狭窄症

 

・椎間関節障害

 

・脊椎分離症

 

などとなります。

 

 

次に側屈動作で腰痛が出た場合のうち曲げた方向に痛みが出た場合(右に曲げて右に痛み)

 

・外側型椎間板ヘルニア

 

・椎間関節障害

 

などとなり、同じ側屈動作のうち曲げた反対側に痛みが出た場合(右に曲げて左に痛み)

 

・椎間板ヘルニア

 

・筋・筋膜性腰痛

 

などとなります。

 

最後に回旋動作のうち回旋した側に痛みが出る場合(右後ろに捻った際右側に痛み)

 

・椎間関節軟部組織の障害

 

・椎間板ヘルニア

 

などとなり、回旋動作のうち回旋した反対側に痛みが出る場合(右後ろに捻った際左側に痛み)

 

・椎間関節障害

 

・外側型椎間板ヘルニア

 

などとなります。

 

椎間板ヘルニアが多くなってしまっているのは、飛び出た椎間板の位置やそれに圧迫される神経の場所などによりいろんな型のヘルニアがあるからです。

 

腰痛持ちの方に参考になったかは不明ですが、私はこのように腰痛の原因を大まかに限定していきます。

もちろんですが、この各体幹の運動をしていただくにあたって、骨盤と腰椎の正常な動きがでているかや、本来の動きと違う代償運動をしていないかなどチェックするポイントは多々あります。

むしろそれらのチェックの方が大切であるかもしれませんね。

 

痛みの原因はある程度ご自身で特定することはできますが、骨盤や脊柱の運動評価はご自身では行えません。

なぜその腰痛になるのかが特定できて根本的な治療となっていきますので、腰痛にお困りの方は花笑整骨院までお越しになってください。

 

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腰痛、肩こり

BLOG 2017年02月22日

花笑整骨院の田中です。

 

ものすごい大雪も落ち着きましたが皆様無事に過ごされておりますでしょうか?

 

 

当院でも雪かきによる腰痛患者さんも落ち着いてこられました。

この先あるかはわかりませんが雪かき後はしっかりケアしたいですね。

 

 

題名の腰痛、肩こりですが、平成25年の厚生労働省が発表しております「性・症状別にみた自覚症状のある者率(有訴者率)」で、男女ともに1位、2位が腰痛と肩こりになっています。

ちなみに男性が1位腰痛で2位肩こり、女性が1位肩こり、2位腰痛で女性の肩こり有訴者率は男性のおよそ2倍となっています。

参考 http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/20-21-h25.pdf

別のグラフに都道府県別の有訴者率と通院率のグラフがあるのですが、鳥取は有訴者率も通院率も割と高い位置にいます。

鳥取県民は健康に対する意識と恐怖感が高いのかもしれませんね。

 

当院で、腰痛患者に対してお腹の中の圧力を上げて、腰部を安定させるトレーニングとしてドローインをよく実施するのですが、今回はその方法について軽く説明させていただきます。

 

ドローインとはお腹のインナーマッスルである腹横筋のトレーニング法です。

 

方法は以下の通りとなります。

 

① 膝を立てた状態で仰向けになります。この時に骨盤を後傾させるために腰と床との隙間を無くすように仰向けになります。

 

② 骨盤を上から触り、左右の一番出っ張っている骨を探します。

 

③ 出っ張っている骨が見つかったら、その骨から左右両方ともに指一つ分内側を触り、そこからさらに指二つ分足側(下側)を触ります。

 

④ そこを軽く押さえてもらいながらまずは息を吐き切ります。息を吐ききる途中で指で押さえている部分の筋肉が収縮し硬くなるのがわかると思います。

この硬くなった時のお腹の力の入れ方を覚えておいてください。

 

⑤ 先ほどの感覚で下腹部を少しへこますように力を入れます。

 

⑥ お腹を少しへこませたまま、力が抜けないように呼吸を続けます。

 

「ドローイン 画像」の画像検索結果

 

これを気が付いた時に行ってみてください。

息を吸った時に力が抜けやすいので注意して筋肉を触りながら行います。

 

このドローインは老若男女問わずに効果があり、腹部の脂肪燃焼も期待ができるので是非やっていただけたらと思います。

 

腰痛は必ず原因があります。

その原因を根本的に解決していき、同じ腰痛に悩まされない人生を作りましょう!

 

鳥取市で肩こり治療、腰痛治療をお探しなら花笑整骨院へ

 

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腰痛治療

BLOG 2017年01月21日

花笑整骨院の田中です。

 

冬といった感じの気候がつづいており、皆様体調は崩されていないでしょうか?

寒い時期は体温も奪われやすく、体温が下がってしまうと免疫系である白血球が働きにくくなってしまうので、インフルエンザや感染性胃腸炎にはくれぐれもお気を付けください。

 

本日は腰痛についてです。

腰痛を引きおこす要因はたくさんありますが、医師でない私たちは腰痛の患者さんが来られた時に問診や各種整形外科的徒手検査を用いて原因を探っていき、どういった腰痛なのかをふるい分けていきます。

結果的に特定の場所が悪いと判断し治療をしていきます。

 

今回はその中でも筋・筋膜性腰痛についてお話します。

筋・筋膜性腰痛とは腰痛の中でも筋肉や筋肉を包む筋膜に原因のあるもので、レントゲンを撮っても異常の写らないものです。

ぎっくり腰の一部もこの筋・筋膜性腰痛のうちに入ります。

 

この腰痛は老若男女全ての方に起こり得ます。

スポーツを一生懸命行っている方、仕事で重いものを持つことがある方、中腰で作業をすることがある方、デスクワークの方など、たくさん要因があり、ほぼ皆様当てはまるところがあるはずです。

 

私も先日の雪かきで腰が痛くなりましたが、これも筋・筋膜性腰痛です。

筋・筋膜性腰痛では筋肉の筋硬結がどこにできているかを触診で見つけ、治療をしていきます。

 

しかし、筋・筋膜性腰痛は普段の姿勢や生活において作り出されることも多いので、日常生活動作の指導や姿勢の改善、腰部に負担の少なくなるような筋力づくりが大切になってきます。

 

この写真を見ていきましょう。

 

IMG_20161017_095932

 

猫背です。

腰椎前弯(いわゆる反り腰)の猫背です。

当然ですが腰椎の前弯が強くても、後弯が強くても腰の負担は大きくなります。

前弯が強ければ脊柱管狭窄症などのリスクが増えますし、後湾が強ければ腰部椎間板ヘルニアなどのリスクが上がります。

 

ようは反りすぎず曲がりすぎず中間の位置である脊柱の正中化を目指しましょうということです。

 

この中間の姿勢は、お腹や背中まわりのとくにインナーマッスルと呼ばれる筋肉がうまく働かないと維持できません。

なので体幹トレーニングを行っていく必要が必ずあるのですが、まずは自分の体の姿勢と筋肉の状態を確認してから行ってください。

腰の反った人と腰の曲がり気味な人が行うべき体幹トレーニングは違います!

もちろんかぶっているものもありますが、不必要なトレーニングを一生懸命行っても腰痛は良くなるどころか悪化する可能性だってあります。

 

コアトレーニングや体幹トレーニングの注目度があがり喜ばしいことですが、まずは自分に必要なトレーニングの判断が最も大事ですよ。

正しいトレーニングで姿勢の正中化を行い腰痛や肩こりのリスクを減らし、活力のある毎日を作っていきましょう。

 

花笑整骨院ではピラティスや体幹トレーニングによる姿勢の正中化を治療に取り入れております。

まずはご自身の姿勢を知ったうえで治療やトレーニング指導を受けてみませんか?

 

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肩こり治療

BLOG 2017年01月15日

花笑整骨院の田中です。

 

全国的な寒波が訪れて、鳥取もついに雪が降ってしまいました。

今朝店舗の雪かきをしたのですが、やはり非常にしんどいですね!

腰と背中のダメージが大きく、筋肉痛の予感がします。

 

今朝滑ってしりもちをついた方が来院されました。幸い骨折の所見はありませんでしたが、痛みが引かなかったら必ず整形外科でレントゲンを撮ってもらってくださいとお伝えしました。

皆様も雪道の歩行や運転はくれぐれもお気を付けください。

 

本日ですが肩こりの治療についてお話します。

 

日本人は猫背の方が多いため肩こりや腰痛に悩まされる方が多いのですが、その肩こりのメカニズムについて一部お話します。

 

まずこの写真をご覧ください。

IMG_20161017_095910

なかなかにひどい姿勢ではありますが後方から見た私の姿勢の写真になります。

ざっくりとこの姿勢の上半身について評価します。

 

まず肩の高さを見てほしいのですが、左肩が上がっております。

これは背骨が右側へカーブしているのもありますが、左の肩甲骨が上に持ち上がっています。

 

なぜ左側が持ち上がっているかなのですが、左の肩甲骨から首の背骨に付く筋肉が緊張し、短縮しているからです。

 

リラックスした姿勢で誰かに後ろから写真を撮ってもらうとわかるのですが、左右の肩の高さが同じ方って意外と少ないです。

 

学生時代のスポーツで作られた姿勢が定着して肩の高さが違う方もいますが、私の場合は普段の癖であった左ひじをついたり、左足を上にして足を組む癖が大きい原因となっています。

 

その結果僧帽筋と肩甲挙筋という肩甲骨を上に持ち上げる筋肉が緊張してしまい、左肩が上がった姿勢になっています。

つまり後ろから写真を撮ってもらい、高くなっている方の肩は肩こりのリスクが大きい肩だということです。

 

この肩甲骨を持ち上げる主な筋肉の僧帽筋の上部繊維は肩こりを感じる原因となることが最も多いとされる筋肉です。

なので、肩こりを持つ方はこの僧帽筋のリラクセーションやストレッチである程度緩和されることが多いでしょう。

 

僧帽筋上部繊維のストレッチ方法です。

 

IMG_20170115_145159

 

① 伸ばしたい方(写真では右)の腕を腰の後ろにまわして肩甲骨を固定します

② 反対の手で頭に手を当て、伸ばしたい方と逆方向(写真では左)に頭を引いていきます。

③ 首筋から肩に心地よいストレッチ感が出る所で止め、30秒ほど大きく呼吸をします。

 

写真の右手はズボンを掴んでしまっても良いかもしれません。

注意ですが、首に痛みやストレッチでしびれが出る方や頚椎症などの方は絶対に行わないでください。

 

最初にも書いたように肩こりと姿勢は密接に関係しており、根本的に治すとなると姿勢の改善や日常生活の見直しやエクササイズの実施などが必要となってきます。

花笑整骨院では肩こりの根本治療も自信を持って行っております!

 

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膝痛治療

BLOG 2017年01月07日

皆様新年あけましておめでとうございます!

 

今年の正月は雪もなく非常に過ごしやすい正月でしたが、皆様お変わりございませんでしょうか?

 

当院では、鳥取マラソン出場予定の方々がコンディショニングや治療へちらほらと来院されるようになってまいりました。

正月恒例の箱根駅伝も終わり、ランナーたちのランニング魂に火がついていることと思います。

 

そんなランナーたちが抱える不安の中に膝の損傷があります。

走るということは、素早く左右の足を交互に出すという動作や、地面からの突き上げる力、体重が地面の方向へ各関節を伝わる力など、たくさんの力を受けますし、たくさんの力を使います。

ヒトに限らず生き物の体はそういった外からの力を各関節で上手に分散できるような構造になっています。

 

歩いたり走ったりするときに一番最初に力を受けるところは踵となりその力が膝へと伝わるため、足首の関節も非常に大切なのですが、今回は負傷の多い膝関節の中の荷重分散を担う半月板についてお話します。

 

ランナーの話をしていたのですが、半月板損傷はランナーに多い障害ではありません。バスケットやサッカーの方が圧倒的に多いです。

 

まず、半月板の役割ですが

① 膝関節のクッション作用と荷重分散

② 膝関節の安定

③ 関節内の潤滑油の拡散

④ 関節軟骨への栄養供給

などがあります。

全て大きい機能なのですが、クッション作用と荷重の分散はこれが無いと膝の関節が成り立ちませんし、膝の曲げ伸ばしができなくなります。

 

半月板は内側半月と外側半月に分けられ、スポーツ障害では内側半月損傷が多く起こりますが、中高年の方でも半月板の損傷は起こります。

若年層ではスポーツなどの急激な動作などで損傷するのに対し、中高年は頻繁に膝関節に力が加わることで損傷が起こります。

 

半月板自体は痛みを感じることはありませんが、周りに着く靱帯や関節包などが刺激された結果膝の痛みが現れます。

 

ジャンプの着地時や階段を下りた際の膝の内側の痛みなどは半月板の損傷を疑うべきです。

私は医師では無いのため、MRIやレントゲンは撮れませんのでテストを数種類行い判断します。

 

半月板損傷ですが、いろいろな形で断裂する可能性があり、断裂した半月板が関節に引っかかるとロッキング(膝が伸びなくなる)やキャッチング(ひっかかり感)となります。

こうなってしまうと関節内視鏡で断裂した部分を取り除くしか治療方法がなくなってしまうので、違和感を感じたらすぐに受診すべきです。

 

断裂初期の段階で正しい治療とリハビリを行えば痛みも取れてきますし、それにより正しい膝のアライメントを獲得することで他の膝のリスクも大幅に軽減できますので、膝の違和感は放っておかないようにしましょう。

ちなみにこんな感じで損傷します。(上から見た図)

 

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鳥取で膝痛にお悩みなら花笑整骨院が力になります!

 

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