膝痛治療

BLOG 2017年01月07日

皆様新年あけましておめでとうございます!

 

今年の正月は雪もなく非常に過ごしやすい正月でしたが、皆様お変わりございませんでしょうか?

 

当院では、鳥取マラソン出場予定の方々がコンディショニングや治療へちらほらと来院されるようになってまいりました。

正月恒例の箱根駅伝も終わり、ランナーたちのランニング魂に火がついていることと思います。

 

そんなランナーたちが抱える不安の中に膝の損傷があります。

走るということは、素早く左右の足を交互に出すという動作や、地面からの突き上げる力、体重が地面の方向へ各関節を伝わる力など、たくさんの力を受けますし、たくさんの力を使います。

ヒトに限らず生き物の体はそういった外からの力を各関節で上手に分散できるような構造になっています。

 

歩いたり走ったりするときに一番最初に力を受けるところは踵となりその力が膝へと伝わるため、足首の関節も非常に大切なのですが、今回は負傷の多い膝関節の中の荷重分散を担う半月板についてお話します。

 

ランナーの話をしていたのですが、半月板損傷はランナーに多い障害ではありません。バスケットやサッカーの方が圧倒的に多いです。

 

まず、半月板の役割ですが

① 膝関節のクッション作用と荷重分散

② 膝関節の安定

③ 関節内の潤滑油の拡散

④ 関節軟骨への栄養供給

などがあります。

全て大きい機能なのですが、クッション作用と荷重の分散はこれが無いと膝の関節が成り立ちませんし、膝の曲げ伸ばしができなくなります。

 

半月板は内側半月と外側半月に分けられ、スポーツ障害では内側半月損傷が多く起こりますが、中高年の方でも半月板の損傷は起こります。

若年層ではスポーツなどの急激な動作などで損傷するのに対し、中高年は頻繁に膝関節に力が加わることで損傷が起こります。

 

半月板自体は痛みを感じることはありませんが、周りに着く靱帯や関節包などが刺激された結果膝の痛みが現れます。

 

ジャンプの着地時や階段を下りた際の膝の内側の痛みなどは半月板の損傷を疑うべきです。

私は医師では無いのため、MRIやレントゲンは撮れませんのでテストを数種類行い判断します。

 

半月板損傷ですが、いろいろな形で断裂する可能性があり、断裂した半月板が関節に引っかかるとロッキング(膝が伸びなくなる)やキャッチング(ひっかかり感)となります。

こうなってしまうと関節内視鏡で断裂した部分を取り除くしか治療方法がなくなってしまうので、違和感を感じたらすぐに受診すべきです。

 

断裂初期の段階で正しい治療とリハビリを行えば痛みも取れてきますし、それにより正しい膝のアライメントを獲得することで他の膝のリスクも大幅に軽減できますので、膝の違和感は放っておかないようにしましょう。

ちなみにこんな感じで損傷します。(上から見た図)

 

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鳥取で膝痛にお悩みなら花笑整骨院が力になります!

 

ご予約や問い合わせはこちらまで。

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年末年始のお知らせとご挨拶

お知らせ 2016年12月30日

2016年も残りあとわずかとなってまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

花笑整骨院は2016年9月16日に開業して早くも3ヶ月以上が経過いたしました。

この短い間にもたくさんの出会いがあり、皆様に支えられてきたおかげで無事過ごすことが出来ました。

 

一年間大変お世話になりました。

来年もよろしくお願いいたします。

良いお年をお迎えください。

 

最後に年末年始のお知らせです。

 

12/30(金) ~ 1/4(水) までお休みとなりますので、お間違いの無いようにお願いいたします。

 

それでは皆様体調にお気をつけてよいお年をお迎えください。

母趾の役割

BLOG 2016年12月27日

花笑整骨院の田中です。

 

クリスマスも終わりまして、年末が目前となっております。

何かと忙しい時期ではありますが、体調を崩さぬよう自己管理をお願いします。

 

本日は母趾(足の親指)についてです。

手でも足でも最も大きく動く範囲の多い指は親指ですが、これにはもちろん理由があります。

手でしたら物をつまむ動作や手を丸めて円形の物を持つことができるというように器用で緻密な動きがこなせるように進化したからです。

 

足ではどうかというと、母趾は歩く時や走るときに床を蹴る際に最も活躍する趾です。サルやチンパンジーの足は手と同じように他の4本の指と違い内側を向いています。

これは足でも木が掴めるようにそのような向きとなっており、ヒトの足は5本とも進行方向を向くようについています。

これは前に進むように特化した形だといえると思います。

 

母趾を怪我したことがある方はわかると思うのですが、母趾が痛みなどで使えないとスムーズには歩けません。

それだけ歩行の中で母趾は重要な役割を担っているといえます。

日本人は昔から足袋や草履など、母趾を意識した履物を使っていましたが、最近このことが見直され足袋型の靴下や靴が商品として発売されており、母趾の重要性が発信されるようになったのはうれしいことだと思います。

 

母趾は当然重要なのですが、おろそかにされがちなものが爪です。

爪は指の保護はもちろんですが、歩行時などで足の指で地面を押す際に広がり力がスムーズに伝わるように働いてくれます。

ご自身の母趾の爪を観察していただいて、爪が上を向いていたり、巻き爪となっている方は日ごろの歩行で床が指で蹴れていないことを表しています。

上記のように爪が浮いたようになっている方は日常の歩行での足の使い方に見直しが必要かもしれませんね。

 

外反母趾の方は当然ながら母趾の機能を十分に発揮できませんし、O脚で荷重が小指側に来ている方も十分に発揮できません。

つまり、足部や膝、股関節などの変形は母趾の機能不全を起こし、スムーズな歩行を妨げる可能性があるということです。

 

足は一番最初に地面からの衝撃を受ける場所であり、クッション作用のある構造となっていますが、偏平足や開帳足、浮指などの足部の変形によりクッション作用が失われると膝や股関節、腰へと負担がかかってきます。

 

足が最初の原因で膝や腰の痛みが出ないように、足の使い方を正しく体で覚えていきましょう。

 

偏平足や外反母趾を予防するトレーニングを今回はお伝えします。

ご存知の方も多いかとは思いますが、タオルギャザーといいうトレーニング方法です。

 

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これを行う際の重要な注意点として必ず裸足で行ってください。

 

1.床にタオルを敷いて踵が出るように足を乗せる。

2.足首を上げて左写真のように親指をできるだけ内側に開きながらタオルに前足部を乗せる。

3.右写真のように指の力でタオルを手前にたぐりよせる。この時に踵が後ろに動かないように固定する。

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4.上写真のようにタオルをつかんだまま足首を動かしタオルを持ち上げる。

5.1~4を繰り返す。

 

ポイントとしては2.の「親指をできるだけ内側に開きながら」という部分です。

 

ちなみに撮影はカーペットの上でやっていますが、フローリングなどのある程度滑る環境で行わないとタオルが引き寄せにくくなりますのでご注意ください。

 

この機会に外反母趾や偏平足の治療を考えてみてはいかがでしょうか?

 

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猫背治療

BLOG 2016年12月24日

花笑整骨院の田中です。

 

気が付けばもう少しで年末ですね。

開業してから早くも3ヶ月経過しましたが、幸いにも体調不良なく元気に営業できております。

 

まずは年末年始の営業についてです。

 

年末年始ですが、12月30日(金)~1月4日(水)までお休みとなります。

なお、12月29日(木)の午前は9:00~12:00まで、午後が14:00~17:30までの受付となりますのでお間違えの無いようにお願いいたします。

 

さて、タイトルにある猫背の治療なのですが、日本人は9割猫背らしいです。

本当かどうかわかりませんが、確かに患者さんに猫背の方は多いです。

この姿勢の異常が招きやすいものとして、腰痛症や肩こりなどを訴える頚肩腕痛があげられます。

 

猫背になる原因は様々で、筋力や筋肉や靭帯の柔軟性などいわれていますが、結局は今までの姿勢を続けてっきた結果が猫背となりますので、1回の治療で肩こりや腰痛はよくなっても、猫背を完全に治すのは難しいと思います。

 

さらに、猫背といわれるものの中には、背骨や骨盤の傾斜で種類が分けられます。

その中でも今回は骨盤が前に傾いた、腰が反った状態の猫背についてお話します。

 

いわゆる反り腰といわれるものなのですが、まずセルフチェックとして

 

1.壁にカカトとおしりと背中、後頭部を順に着けて立ちます。

2.壁と腰の間に手のひらを入れます。(できれば他人に入れてもらいます)

 

・この時に手のひらが一枚入るかどうか程度が骨盤が前傾も後傾もしていない中間位といわれる状態。

・手のひらが入る隙間が無ければ骨盤は後傾した状態。(腰をかがめるように曲がった状態)

・手のひらがすっぽり入るほどの隙間があれば骨盤が前傾した状態。

 

となります。

この中の骨盤が前傾した状態が続くと、重心が前にずれてしまうため、重心を後ろの戻そうと背中の丸まった猫背に姿勢が変化していきます。

この状態が続くと肩甲骨が外側に継続的に開いた状態となり肩こりの原因にもなってきます。

 

最近ではパソコンやスマートフォンの普及により、頭が前に出た頭部の前方変位となり、ストレートネックの原因となるほか、ストレートネックとなったため、約5kgほどの頭からかかる重さと衝撃を上手に緩衝できなくなり、頚椎症などの障害も出てきます。

 

実際は股関節の可動性の低下や、腹筋背筋の出力低下などもふくめ、骨盤の前傾だけでもこのように各部位の連鎖的障害が出てきます。

 

恐ろしいことばかり書いていますが、実際は骨盤が前傾している方でも腰痛のない方はたくさんいらっしゃいますし、実際に私も骨盤が前傾した反り腰傾向の猫背ですが腰のトラブルは経験したことがありません。

あくまでこのようなリスクがありますよという話です。

 

ここからは日常的に猫背を予防する方法をご紹介します。

 

1.スマートフォンを見るときは脇に片手を入れる。

スマートフォンは巨大化の一途をたどっており、片手操作できるスマートフォンが少なくなっておりますが、右手でスマートフォンを持ち、何らかの読み物をしている際、左手を右の脇に入れることで目線が上がり、頭部が前に倒れるのを防げれます。

パソコンでも同じですが、モニターの高さを上げて、目線を上げることが大事です。

 

2.椅子に座る際は深く腰かける。

椅子に深く腰掛け、左右の座骨に体重を乗せてあげることで骨盤の後傾を防げます。これは骨盤前傾の話ではないのですが、猫背予防にとって重要なこととなります。

もしくは背もたれのない椅子に座ることで、骨盤の中間位(前傾も後傾もしていない状態)に近い状態を保てます。

 

3.ストレッチは欠かさずに。

当院でもよく指導させていただいているのですが、デスクワークなどで背中の疲労を感じたらストレッチを行ってください。

肩こりの方ぜひお試しください!

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1.両手の指先をみぞおちに当てる。

2.両手の甲をぴったりとつけ、肘を前に突き出す。

3.写真左のように大きく息を吐きながら、おへそを覗き込むように上体を丸め、30秒ほどキープ。

4.上体を戻し、背中の後ろで肘を曲げた状態で手を組む。

5.写真右のように肘を下に向けて伸ばしながらみぞおちを持ち上げるイメージで肩甲骨を寄せながら胸を張る。肩甲骨は寄せきれれば良いので無理に力を入れない。

 

これが肩甲骨と背骨の肩こり予防ストレッチとなります。

 

 

猫背に対するストレッチや筋力トレーニングや矯正治療はまだまだありますが、非常に膨大な量になってしまうため割愛させていただきます。

 

首痛、肩痛、肩こり、腰痛などを引き起こす可能性のある猫背を矯正したい方は花笑整骨院までぜひお越しください!!

 

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肩痛の治療と予防

BLOG 2016年12月17日

花笑整骨院の田中です。

 

最近めっきり寒くなりましたね。

インフルエンザやノロウイルスなどの感染性胃腸炎も爆発的に流行しておりますので、食事の前の手洗いやうがいと、口元を触る癖のある方は気をつけていきましょう!

 

本日は肩の痛みについてです。

 

まず、肩関節の構造ですが、よくゴルフボールとティーの関係と比喩されます。

肩関節は肩甲骨と上腕骨で関節を作るのですが、上記のゴルフボールが上腕骨でティーが肩甲骨となります。

このゴルフボールの関係というのはゴルフボール(上腕骨)に対してティーという受け皿(肩甲骨)が極端に小さいため、ヒトの肩関節は靱帯や筋肉で安定性を高めています。

そのため、小さい筋肉や靭帯の損傷で肩が上がらなくなったり、強い痛みを発生させてしまします。

 

肩の痛みの原因はものすごく多岐にわたります。

野球をされる方の野球肩や40代からおこる五十肩や肩の部分で神経が圧迫されることでおこる神経障害性疼痛などがあります。

 

そのなかでもいわゆる五十肩といわれる肩関節周囲炎についてお話します。

 

五十肩は何かをした覚えはないけれど、肩が徐々に痛くなり、痛みで肩が動かせなくなる障害です。

肩のレントゲンを撮っても五十肩自体の異常を認められることはありません。

このように画像診断などで異常がないにもかかわらず肩の強い痛みが出るのが五十肩(肩関節周囲炎)となります。

初期は痛みも強く肩を動かそうとされないため、筋肉の長さが縮むことや、筋肉同士がくっついてしまうことにより肩関節の可動域(肩の動く範囲)が大きく減少してしまいます。

縮んだ筋肉を伸ばしたり、くっついてしまった筋肉を剥がしたりすれば当然肩の可動域は上がってくるのですが痛みが強い方はなかなか動かせません。

そのために整形外科では関節の注射を行い痛みの軽減を図ったうえで肩の可動域訓練などを行います。

 

この五十肩の特徴として夜間の痛みがあげられます。

右肩が痛いから右肩を下にして寝るという方はあまりいらっしゃらないでしょうが、肩の痛みがある方は仰向けか痛い方を上にして横向きで寝る方が多いと思います。

ただし、仰向けでも横向きでも痛みが出る方が多くいらっしゃいます。

肩の夜間痛はまだ原因が明らかにされてはいないのですが、肩甲骨から肩の筋肉が腕の重みで引っ張られないように横向きで寝るときは大きめのクッションを抱えて腕を支えるように寝ると効果的です。

 

肩の障害を予防するにあたって、非常に大事になってくるのが肩甲骨の位置と、肩甲骨から上腕骨につく小さい筋肉の強化です。

この小さい筋肉は回旋筋腱板やローテーターカフという難しい名前がついています。

今回はこれらの筋肉の簡単なエクササイズを紹介します。

これらの筋肉はインナーマッスルであるため、弱い力で、数を多くこなすことが重要です。

 

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筋力によりますが、最初は写真のように輪ゴム程度の弱い張力で行った方が鍛えたい筋肉にアプローチできておすすめです。

脇が開かないように輪ゴムをビヨンビヨンと伸ばしたり縮めたりをひたすら1分間繰り返します。

これを3セットほど、肩の裏側に少し疲労感を感じる程度まで行っていきます。

写真は使ってないですが、脇に丸めたタオルを挟んで落ちないようにするのも効果的です。

 

肩を使う競技全般でやっておいて損はない非常に地味なトレーニングですので、スポーツをされる方はやってみてはいかがでしょうか?

 

最後に年末年始のお知らせです。

 

花笑整骨院は12月30日(金)~1月4日(水)まで休業となります。

なお、12月29日(木)の午前は9:00~12:00まで、午後が14:00~17:30までの受付となりますのでお間違えの無いようにお願いいたします。

 

五十肩や肩の痛みでお悩みの方は是非ご相談ください。

 

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