皆さまはこの「首コリ」について聞きなじみがあるでしょうか?
読んで字のごとく肩こりの首バージョンですね。今回は首コリについて説明いたします。
首コリとは
すごく大雑把に言うとおもに首の上側に出現する違和感や不快感、痛みの事を首コリと定義します。
整形外科的疾患名として「肩こり」はあるのですが「首コリ」は疾患名としてはありません。
ないというのは語弊がありますが、肩こりの中に首コリが含まれているのほうが正しいです。
首コリの原因
大きい原因でいうと長時間のデスクワーク作業や下向き作業、スマホやタブレットの常用による下向き時間の増大、それらによるストレートネックの形成が主なところになります。
首コリを感じる場所
首の半分より上(頭頂側)に感じることが多いです。
なぜならば後頭下筋群という小さな筋肉の集団が5kg程度ある頭と首の背骨を一生懸命つないでいるからです。
図のような位置にあり、皆さんがパソコンやスマホを下向きで使っているときに頭の重さを一生懸命引っ張り上げている筋肉ですので、非常に疲れやすい筋肉なのです。
首コリはどうすればいい?
まずは長時間のデスクワークや下向き作業をやらないことが一番ではありますが、なかなかそうもいきません。
なので、少なくとも30分に一度は天井を見上げるように首を動かしてあげるだけでも楽にはなるかと思います。
首周辺のストレッチや蒸しタオルなどで後頭部を温めても良いと思います。
首のストレッチ法などは当院インスタにありますので是非ご確認ください!
首コリを治すなら
首コリや肩こりは肩や首周りの筋肉や首の背骨などの関節が原因で痛みや不快感を感じます。
ですがその根本にはストレートネックがあったり、ストレートネックの根本には頭が前に出るような不良姿勢がある場合がほとんどです。
腰痛もそうですが、何もしていないのに痛くなるや、何もしていないのに肩がこるのは肩や腰に集中して負荷がかかるためです。
なぜ一部に集中して負荷がかかるかというと、前後や左右のバランスが崩れているからです。
そういったバランスを根本的に改善できるように皆様もご自身のお身体に投資をしてくださいね。