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前十字靭帯とは

前十字靭帯は膝関節内部にある主要な靭帯で、太ももとすねの骨を結びつける重要な組織です。
スポーツや事故で受ける急激な捻りや停止動作で損傷することが多く、膝の安定性維持に欠かせない役割を果たします。
前十字靭帯の役割
前十字靭帯は膝関節の前方への過剰な移動を防ぎ、回旋動作の安定化に寄与します。
損傷すると膝が不安定になり、歩行やスポーツ時の機能制限や二次的な軟骨損傷のリスクが高まります。
前十字靭帯損傷の症状

前十字靭帯損傷では受傷時に強い痛みとともに「ポップ音」が聞こえることが多く、直後に腫れや歩行困難が生じます。
慢性化すると膝の不安定感や力が入らない感覚が持続し、日常生活や競技復帰に影響を与えます。
損傷時の応急処置
受傷直後は安静、冷却、圧迫、挙上のRICE処置が基本で、患部の安定化と腫れの軽減を図ります。
必要に応じて医療機関で固定や画像診断を受け、重症度に応じた早期対応を行うことが重要です。
前十字靭帯損傷の予後
損傷の程度や治療方法、年齢や活動レベルによって予後は大きく異なります。
手術療法を受けた場合でもリハビリを適切に行うことで競技復帰が可能です。
しかし、未治療や不十分な回復では再発や変形性関節症のリスクが増します。
前十字靭帯損傷の治療法
治療は保存療法と手術療法があり、患者の年齢や活動性、損傷の程度に応じて選択されます。
保存療法は比較的軽度の損傷で行われます。
手術療法は前十字靭帯の完全断裂例や保存療法の効果が期待できない場合に行います。
治療の選択は整形外科医と相談のうえ、リスクと利点を踏まえて決定します。
整形外科
整形外科では画像診断を基に損傷の程度を判断し、必要に応じて靭帯再建術などの手術を行います。
術後は装具や荷重制限を行い、段階的なリハビリ計画で筋力と可動域を回復させます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 診断 | 問診とMRIで靭帯の断裂や付随損傷を評価します。 |
| 手術法 | 自家腱移植や人工材料を用いた再建術が一般的です。 |
| 回復期間 | 競技復帰まで通常6ヶ月から12ヶ月程度を要することが多いです。 |
整骨院
整骨院では急性期の疼痛軽減や可動域改善、筋肉のバランス調整を目的とした施術を行います。
保存療法の一環としてテーピングや徒手療法、運動療法を組み合わせることで日常動作の回復を支援します。
・疼痛緩和のための物理療法や手技療法を実施します。
・筋力強化やバランス訓練を通じて膝の安定性向上を図ります。
・必要に応じて整形外科との連携を取りながら治療方針を調整します。
リハビリ方法
リハビリは疼痛管理、可動域回復、筋力強化、バランス訓練を段階的に行うことが重要です。
初期は腫れと痛みに対処しつつ筋力の維持を図り、中期からは機能回復を目指したプログラムで段階的に負荷を増やします。
前十字靭帯損傷の実際
基本的にスポーツによる外傷で起こり、特にバスケット、サッカー、ハンドボールなどのジャンプやストップ動作の多いスポーツが多いです。
女性の方が男性に比べ3倍以上多く、関節が柔らかいためともいわれるがはっきりと原因は明らかではないです。
内側半月、内側側副靱帯との複合損傷は「不幸の三徴候」ともいわれ、スポーツ復帰を限りなく遅らせることが多いです。
花笑整骨院では
スポーツ復帰まで8~10週とかなり大きな障害となりますので、受傷後のケアが非常に大切になります。
花笑整骨院では受傷からスポーツ吹きまでを限りなく早く行うために回復レベルに合わせた治療とリハビリを行っております。
同じような損傷をしないような姿勢や動作の矯正も行いますので、不安も少なくスポーツを行って頂けます。
また、花笑整骨院では公式LINEで受診の相談も随時行っておりますので、疑問等ございましたらなんでもご相談ください。

