今回は親指におこる腱鞘炎であるド・ケルバン病について説明していきます。
症状
親指を動かしたり、力を入れたりしたときに画像の部分に痛みがでます。
女性に多く、特に妊娠中等産後の時期と、50~60代の閉経後に最も多くなります。
元々道具(包丁やハサミなど)を使う機会が多い方に多いのですが、近年はスマートフォンの片手操作により幅広い年代で痛みを訴えられるようになってしまいました。
原因
画像内ピンク色の親指を動かす腱が青色の腱鞘とこすれることで炎症が起き痛みが出現します。
ドケルバン病のチェック方法
フィンケルスタインテスト
- 親指を握りこんでグーを作る
- そのまま手首を小指側に曲げる
- 親指側の手首周囲に痛みが出たらドケルバン病の疑い
ドケルバン病の治療方法
①保存療法
整形外科や整骨院で行う治療法で、状態にもよりますが大多数はこちらの治療法になります。
整形外科では湿布薬や注射による投薬治療となり、整骨院ではマッサージや電気治療、温熱療法など を行い、テーピング等で局所安静を図ります。
②手術
日常生活に大きく支障をきたす重症例や、繰り返し発症する場合は手術で腱鞘を切って中を拡げる手術となります。
ドケルバン病の対処法
まずは局所安静を心がけることが一番になります。しかし、特に利き手の親指を使わずに仕事や生活をするのは非常に難しいです。
そのため、大きく負担のかかるスマートフォンの片手操作を避けたり、温めたり親指の付け根をマッサージすることで回復を図ります。
親指の障害は治りにくい
親指を使わずに生活することはほぼ不可能ですので、こういった障害は放置しても治りにくいのが現状です。
特にホルモンバランスの乱れによる腱がもろくなった状態は場合によっては手が使えないぐらいの痛みになることもあります。
そのために早い段階での治療開始が最も予後が良いため、早めの受診をお勧めします。