腰痛改善まとめ

Uncategorized 2025年05月29日

腰や背中の痛みは、仕事や日常生活でも負担を感じていると思います。本記事では急性と慢性の特徴などや原因を整理し、自宅でも実践できる腰痛改善方法を紹介します。

腰痛は日本人が最も多く抱える症状の一つです。ある調査では、腰痛が上位を占めることも指摘されています。座り仕事を続ける人や夕方に腰に鈍い痛みを感じる人など、体をかばう習慣から動作が不便になるケースもあります。検査によって筋肉や姿勢の問題を把握し、自分に合った方法で改善と予防に取り組む姿勢が大切です。

急性腰痛は突発的に強い痛みが出やすく、慢性腰痛は長く続く症状が目立ちます。膝下に痛みがないなど条件を満たせばセルフケアも期待できます。

前屈して痛む場合は椎間板の髄核が背中側へずれているケースがあります。反り腰で痛みが出るときは髄核が前方へ移動し、腰椎に負担がかかると考えられます。無理なくできるエクササイズで姿勢を整えれば、症状の改善や予防につながる可能性があります。ただし前かがみや後ろ反りでも痛まないときは、ほかの原因が隠れているかもしれないため医療機関に相談するのが安心です。

腰痛は単なる痛みの名称ではなく、多様な病気や状態の一部として生じる症状です。原因が特定できるケースと不明なケースがあり、姿勢や筋肉、骨など多方面に目を向ける必要があります。例えば椎間板ヘルニアなどの病気が潜んでいる場合は、適切な治療で改善しやすいです。まずは自分の腰痛原因を把握し、医療機関で正確な診断を受けると対策が立てやすくなるうえ、日常生活に潜む落とし穴も早めにチェックできます。

猫背や反り腰など、体が前後に偏った姿勢は筋肉や骨に大きな負担をかけます。特に猫背は背骨から腰まで過度の力が加わります。長時間スマホやパソコンを見る場合は頭が前に出やすく、腰の痛みを引き起こしやすいです。脚を組む癖も骨盤を傾ける原因となり、一部の箇所に負担が集中しやすくなります。身体バランスを整える意識が高まれば、生活習慣から生じる腰痛の可能性が下がります。猫背や反り腰による姿勢の乱れや筋肉の柔軟性不足は、腰痛を起こしやすい要因です。

対策としては

– 日々のストレッチ

– 無理のない運動で筋力を高める

– 症状に合わせた医療機関の受診

などが挙げられます。

さらに症状が重いと感じた場合は、専門的な検査や治療を受けることで、早期に原因を明らかにすることも大切です。

自分に合った方法を見極めれば、腰椎や背骨への負担を減らし、より快適な状態が期待できるでしょう。

お腹周りの筋肉を強化すると痛みを軽減しやすくなり、日常動作がスムーズになります。ストレッチは背中やお尻、足の筋肉をゆるめると血行を促し、腰にかかる負担を和らげる働きがあります。体を反らして痛みが出る人は両ひざ抱えストレッチ、前屈をして痛みが出る人は腰反りストレッチなどは家でもできるため続けやすいです。筋力アップにはプランクやヒップリフト、レッグレイズなどがおすすめです。腰痛の症状や状態に合わせて運動を選び、無理をしない範囲で行えば予防と改善に役立ちます。継続によって姿勢バランスが整いやすくなり、腰への負担が軽減される可能性があります。

医療機関を早めに受診すれば、原因や注意点を正確に把握できる可能性が高まります。腰痛の症状を伝える際は、痛みが始まった時期や部位、状態を整理しておくと診断に役立ちます。例えば次の情報を整理しておくとスムーズです。

– いつから痛みがあるか

– どこが特につらいか

– どんなふうに痛むのか

– どんなときに強まるのか

– その他にしびれや発熱などがあるか

こうしたポイントをまとめると判断を下しやすく、必要な検査や治療方針を早期に立てやすいです。受診の準備ができたら、思いきって専門家に相談してみましょう。早めの行動で腰の痛みを改善し、快適な生活を取り戻すことにつながります。普段の姿勢や動作、生活習慣も共有してもらうと、さらに正確なアドバイスができます。疑問や不安を遠慮なく伝えてもらえれば、的確な治療やサポートもできます。

花笑整骨院で腰痛改善

当院では姿勢分析から整形外科的テストを行ったうえで痛みの原因を根拠に基づき特定します。

具体的な治療法は

 電気治療

 ホットパック

 マッサージ

 ストレッチ

 器具等を用いた運動療法

これらを用いて痛みの出ない体づくりをお手伝いいたします。

椎間関節性腰痛

Uncategorized 2025年05月14日

本日は腰痛の分類の一つである椎間関節性腰痛について説明していきます。

椎間関節はどこにある?

画像の赤丸部分の背骨中心から2cmほど横にある上と下の背骨をつなぐ関節が椎間関節です。

腰に限らず、首、背中、腰の背骨にそれぞれありますが、それぞれつながり方が違います。

形状の違いもあり、腰、首に障害が出やすい関節です。

椎間関節性腰痛の痛みの特徴

・背骨の真ん中から少し外側の片側もしくは両側の痛み

・体を後ろに反らす、ひねった時に痛む

・ケンプテスト陽性

椎間関節性腰痛の原因

・不良姿勢

・スポーツや仕事などの繰り返しの動作による負担

・加齢による軟骨のすり減り

などが原因であり、特に椎間関節の圧力が高くなりやすい反り腰などは大きな原因となります。

治療法

・消炎鎮痛剤

・椎間関節ブロック

・運動器カテーテル

・徒手療法(理学療法)

など

運動器カテーテルとは?

近年治療法として注目を浴びている治療法で、非常に細いチューブを鼠径部や手首から挿入し、局部に薬剤を注入する治療法です。

負担のある部位に「モヤモヤ血管」と呼ばれる異常な血管が発生し、血管と共に神経が伸びるために痛みを感じます。

40代以降に増えるとされているモヤモヤ血管ですが、負担のかかる動作や姿勢でいると若年でも出現します。

当院の治療法

・電気治療

・関節モビライゼーション

・運動療法

・生活指導

など

電気治療

当院では伊藤超短波のES-530という総合刺激装置を使用しております。

電気治療にも種類があり、低周波、干渉波、EMS、マイクロカレントなどの複数の電気が流せるのがES-530の特徴です。

複数の電気を症状に合わせて使用することでより高い治療効果が得られます。

関節モビライゼーション

理学療法の手技の一つであるモビライゼーションは椎間関節性腰痛に高い効果が期待できます。

椎間関節でおこる神経障害や腰椎ヘルニアにも高い効果が期待できます。

運動療法

初診時に姿勢の分析や日常生活の聞き取りをし、負担のかかっている部分を特定します。

そのうえで正しい姿勢や、負担が軽減するようにいろんなエクササイズ道具を使用し、運動をします。

生活指導

日常生活での注意点や、やってはいけない動作の他、自宅でできるストレッチや運動を丁寧にお伝えします。

最後に

腰の痛みの原因として比較的多くを占める椎間関節性腰痛について説明しました。

放置することで軟骨が減ったり神経痛となってしまう前に治療を行うことをお勧めします。

ゴールデンウィーク休業のお知らせ

Uncategorized 2025年04月21日

平素は格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。

誠に勝手ながら、以下の日程で休業とさせていただきます。

4/28(月)   通常営業

5/1(木)   通常営業

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようよろしくお願い申し上げます。

仙腸関節による腰痛

Uncategorized 2025年04月05日

本日は骨盤の大きな関節である仙腸関節障害について解説いたします。

仙腸関節とは

骨盤の背中(腰)側の左右にある右と左の骨盤と仙骨をつなぐ関節です。

股関節や腰の運動と共にわずかな滑り運動を行い、円滑な関節運動を調整する役割があります。

仙腸関節性腰痛の特徴

  • ・腰を曲げた時に痛みが出やすい
  • ・椅子に座るなどの座位で痛みが出る
  • ・痛みが左右どちらかに限られている
  • ・膝の力がカクっと抜けるときがある
  • ・ワンフィンガーテスト陽性

などとなります。

ワンフィンガーテスト

図のように痛みの場所を一本の指で示してもらうと赤い丸部分を指されます。

ほかにもニュートンテストやパトリックテストなどを行い原因を調べていきます。

仙腸関節障害の治療

整形外科で行うものとして

  • ・消炎鎮痛剤
  • ・ブロック注射
  • ・AKA博田法

などがあります。

整骨院での治療

  • ・電気治療
  • ・マッサージ
  • ・ストレッチ
  • ・運動療法
  • ・AKA博田法

などがあります。

花笑整骨院での治療

当院では電気治療に始まり、トレーニングや自宅でのストレッチ指導を行っております。

特にAKA博田法は仙腸関節への効果的な治療法であり、患者様の負担も少ないため積極的に行います。

痛みが和らぐと同時に無理のない範囲で運動を行い、同じ痛みを出さない状態に導きます。

仙腸関節性腰痛でお困りの方は是非ご相談ください。

筋・筋膜性腰痛

Uncategorized 2025年03月26日

本日は腰痛の原因である筋・筋膜性腰痛についてとなります。

筋膜とは

皆さんの全身には筋肉があり関節を動かしますが、その全身の筋肉の表面にある薄い膜を筋膜と言います。

筋膜はいろんな筋膜同士でつながっており、アナトミートレインと言われるそれぞれつながったラインがあります。

青い部分がラインの例となります。

筋膜性の腰痛

整形外科で腰痛を相談した時にまずレントゲン画像を撮ると思います。

レントゲンで異常が無く、整形外科的テストもはっきりと陽性でない場合、筋膜性腰痛が疑われます。

筋膜が厚くなる、高密度となる、脂肪層と癒着するなどがあるとその部分に痛みが発生します。

筋膜性腰痛の治療

最近では超音波画像を見ながら生理食塩水をピンポイントで注入するハイドロリリースが高い効果を発揮します。

当然行えるのは医師のみですが、すべての整形外科で行っている治療法ではありません。

当院での治療法

最近は筋膜リリースという言葉を聞くようになりました。

筋膜は厚さ約1mmほどの膜で、その上には脂肪などの組織が存在します。

手技の筋膜リリースはその1mmの膜の厚さを整える非常に難しい技術となり、あまり現実的な主義とは思えません。

ただし、筋膜は運動やストレッチで筋膜リリースを行うことが可能です。

当院では運動療法として筋膜リリースに取り組んでおり、筋筋膜性腰痛は治療可能です。

最後に

冒頭でも触れたように筋膜は全身の筋肉を包む薄い膜です。

当然肩や首にも分布しており肩こりや首痛の原因にもなります。

花笑整骨院では筋膜性の肩こりや腰痛など様々な痛みに対応しております。

腰椎ヘルニアについて

BLOG 2025年02月23日

今回は腰痛の中でも強い痛みやしびれを訴えられる腰椎ヘルニアについてご説明します。

ヘルニアとは

ヘルニアの語源はラテン語で脱出・逸脱を意味します。

体の中のどこで何が脱出するかにより障害が変わり、腰椎の他に頚椎椎間板ヘルニアや鼠経ヘルニアなどがあります。

腰椎椎間板ヘルニア

上の図のように背骨の間にある椎間板の髄核が後ろに飛び出し、神経を圧迫するのが腰椎ヘルニアです。

腰椎ヘルニアの症状

多くは腰痛に始まり、下半身の坐骨神経の支配領域にしびれや痛みが起こります。

体を前に倒す前屈で症状が引き出されることが多く、筋力低下もおこります。

セルフチェック

ヘルニアかもと思ったら以下のチェックをしてみてください。

①上半身を前に倒したときに強い腰痛や、下半身にひびく痛みやしびれがある。

②仰向けで寝て、膝を伸ばしたまま足を上に持ち上げた時に下半身の痛みやしびれで持ち上げにくくなる。

③膝を伸ばす、つま先立ちをする、足の親指を反らす力を入れた時に明らかな左右差がある。

④おしっこや便意はあるが股間部のしびれ感で出ない。

特に④に当てはまる方は要精密検査となりますので、至急整形外科の受診をしてください。

治療方法

ヘルニアにより後方にある神経を刺激して症状が出るため、前方へ圧力をかけることで症状が緩和します。

マッケンジー法はヘルニアに対するリハビリとして非常に有効ですので無理のない範囲で実施してみてください。

花笑整骨院での治療

ヘルニアが起こるメカニズムとして骨盤が倒れた姿勢が多くみられます。

このように姿勢分析をして患部の負担を減らすように姿勢矯正を含めた治療を行っています。

腰痛の種類

Uncategorized 2025年01月27日

本日はお悩みの方の多い腰痛の概要についてご説明します。

腰痛のうち約85%は原因不明?

SNSやテレビ等で聞いたことがあるかもしれませんが、これは正確な表現ではありません。

正確には、腰痛の方がレントゲンやCT、MRIを撮った時に実際に痛む場所とレントゲン等で問題のある場所が違うものが約85%です。

特にレントゲンでは筋肉の状態は判断できないため「レントゲン上は何も問題ないですね」のパターンが多くなってしまいます。

画像診断では異常が無い腰痛患者にはテストを行っていきます。

そのテストの結果により腰痛の原因を探っていくわけです。

整骨院ではレントゲンやMRIなどの画像検査はできないため各種テストをまず行います。

腰痛の種類

腰痛を出す障害は多くありますが、原因や腰の中の場所によって分類されます。

大きく「腰を曲げることで痛みや違和感が出現する」「腰を後ろに反らすことで痛みやい違和感が出現する」の二つに分けられます。

腰を曲げると痛い腰痛

・腰椎椎間板ヘルニア

・筋・筋膜性腰痛

・椎間板性腰痛

・仙腸関節障害

など

腰を反らすと痛い腰痛

・椎間関節性腰痛

・腰部脊柱管狭窄症

など

実際の現状

上記の曲げた時や反らしたときの痛みで分類すると書きましたが、脊柱管狭窄症だが曲げても痛いなども当然存在します。

あくまで大きな分類ということを前提にどこに原因があるかを判断していきます。

危険な腰痛

腰痛の中には内科疾患なども隠れていることがあります。

おもに安静時も痛みがある腰痛(楽な姿勢が無い)は特に危険な場合があるため直ちに病院の受診をお勧めします。

また以下の腰痛のレッドフラッグに当てはまる方は原因の特定を急ぐべきとなるので確認お願いします。

腰痛のレッドフラッグ

・発症年齢が20歳未満
・時間や活動性に関係のない腰痛
・胸部痛
・がん、ステロイド治療、HIVの感染の既往
・栄養不良
・体重減少
・広範囲に及ぶ神経症状
・構築性脊柱変形(円背など)
・発熱

花笑整骨院での治療

腰痛の種類を判断し、当院での治療が行えると判断した場合はおもに以下の治療を行っていきます。

アイシングまたはホットパック

腰痛が急性の場合は温めずにアイシングを行い、発症約2日以降は逆にホットパックで温熱療法を行います。

電気治療

当院では伊藤超短波のES-530を使用しております。

こちらは伊藤超短波独自の立体動態波をはじめ、ハイボルテージ治療やマイクロカレント、EMS(楽トレ)と多くの種類の電気を流せる治療器となります。

電気を流す場所や障害の性質、状態にそれぞれ最も適した電気を使用していきます。

マッサージ・ストレッチ

硬くなったり、動きの悪くなっている部分をマッサージやストレッチを行います。

運動療法

必要に応じて運動やセルフストレッチ指導を行います。

最後に

次回からは各障害に対しての説明等を行いますので是非ご確認ください。

CM関節症

Uncategorized 2025年01月09日

本日は親指の障害シリーズの最後に母指CM関節炎(CM関節症)のお話となります。

母指CM関節ってどこ?

画像の赤い位置が母指CM関節となります。

どんな時に痛いの?

蓋を開ける動作やつまみの動作で痛みを生じます。

近年ではスマートフォンの片手操作により痛みを訴えられることがかなり多くなりました。

CM関節症の検査

CM関節を指で押さえた時に痛みがあるか、下図の母指内転伸展テストがあります。

原因

基本的にはオーバーユース(使いすぎ)が原因となります。

女性の場合はホルモンの影響も大きく、閉経が起こることで女性ホルモンの分泌量が減り関節が脆くなりやすくなります。

そのためCM関節症に限らず関節の障害は女性に多く起こりやすいです。

近年はスマートフォンが普及し、スマートフォンを片手で操作する時間が増えたためCM関節症が増加しています。

治療

主に整形外科や整骨院、整体院で治療を行うと思います。それぞれの治療法は以下となります。

整形外科

薬物療法(消炎鎮痛剤)

ステロイド注射

手術

整骨院

温熱や電気治療を使った保存療法。

患部マッサージ、ストレッチや運動療法、症状によってはテーピング固定など。

放置は要注意

安静のみで軽快する方もいるのですが、主に利き手で起こり、親指は生活するうえで多く使用するためなかなか良くならなことが多いです。

痛みや違和感のある状態で使用し続けることで下写真のような関節の変形も起こってきます。

関節の変形と同時に親指を動かす筋肉が短くなることで親指の形が変形(スワンネック変形)をきたします。

そこまで変形が進むと手術でしか改善ができないため、早期からの治療が必要となります。

最後に

普段は気づきにくいですが、親指に痛みや動きにくさがあると生活の質がぐっと下がります。

早期から治療を行うことで変形は予防できますし、日常的につきまとう痛みや不快感も軽減できます。

小さい関節ですが大きな影響を及ぼす関節なので大事にしてください。

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