こんにちは花笑整骨院の田中です。
本日は自律神経失調症についてお話します。
自律神経とは
まず、自律神経とは心臓や各内臓や筋肉、皮膚など体のありとあらゆるところに神経の枝を伸ばし、無意識のうちに体温や血圧などを調整するための神経のことで、興奮時にスイッチがオンになる交感神経とリラックス時にスイッチがオンになる副交感神経に分けられます。
交感神経・副交感神経の役割
ファイトオアフライト(闘争・逃避)時の興奮状態に交感神経が優位に働きます。
すなわち戦うために有利になるように筋肉を収縮させたり、血液をより大量に送るために血圧を上げたり、腸の消化活動をしている場合ではないので蠕動運動(腸が動いて消化物を奥に送る動き)を抑制するのが交感神経優位な状態となり、反対にリラックスをしているときは副交感神経が優位になるというスイッチを上手に切り替えるのが自律神経の役割です。
自律神経失調症
上記の興奮とリラックスのスイッチの切り替えが失調する。すなわち上手に切り替えが行われなくなるのが自律神経失調症なので、テレビを見たりくつろいだりしているときに交感神経の働きにより心臓を早く動かす動悸がしたり、室温は高くないのに汗が大量に出たり、めまいや頭痛など多岐に渡る症状がでるのが自律神経失調症の症状です。
閉経後のホルモンバランスが崩れた女性(更年期障害)によく聞かれますが、男性も男性ホルモンの低下により同様の症状をおこします。
女性なら婦人科、男性なら泌尿器科が通院先になることが多いと思いますが、当整骨院にも自律神経失調症の診断された患者様が通院しておられます。
当然ホルモン療法等は行えないためリラクゼーションやストレッチなどを行うのですが、ほかに電気治療も行えます。
この電気治療ですが、調子の悪い部分に電気を流すのではなく、症状を起こす交感神経を司る星状神経節に感じるかどうか程度の電気を流して神経の興奮を抑えます。
ペインクリニック等で行われる星状神経節ブロックも同様の原理で行われます。
当院での行い
ストレッチ
全身の姿勢を測定し必要な部位の筋肉を心地よい程度にじっくりと伸ばしていきます。
強い伸長刺激は必要ないため患者様の様子をうかがいながら行っていきます。
マッサージ(リラクゼーション)
筋緊張の強い部位をメインに心地よい強さでマッサージを行っていきます。
ストレッチもそうですが、関節可動域を拡げるためではなく全身でリラックス状態を作るために行います。
温熱療法
いわゆるホットパックを症状の強い部位と自律神経の分布の多い頚椎から胸椎と仙骨部に当てていきます。
電気治療
上で説明した星状神経節に微弱な電気を流して交感神経の興奮を抑えます。
運動療法
ストレッチポールやバランスボールを使用し、体幹部のトレーニングや関節のストレッチを行います。
自律神経失調症の改善には心身両面からアプローチすることが必要であり、コミュニケーションをしっかりとりながら楽しくこれらの施術を行い興奮とリラックスのスイッチがうまく切り替えれるようにしていきます。
自律神経失調症などの自律神経障害でお困りならぜひご相談ください!
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