こんにちは。花笑整骨院の田中です。
今回はジュニア世代の柔軟性についてお話します。
当院では学生に限らず最初に姿勢の評価を行うのですが、姿勢評価である程度どこの筋肉が短縮緊張していて、反対に延長弱化しているのかが判断できます。
例えばこちらの学生の場合
足関節の背屈、膝関節の屈曲、骨盤の後傾があり全体的に後方荷重となっています。
この場合腹筋群と太もも裏のハムストリングスに短縮緊張があり、股関節前面の腸腰筋や大腿四頭筋と背筋群に延長弱化があると予想できます。
しかし、実際に教科書の平面通りに筋肉の延長・弱化や短縮・緊張はほぼ起こらないのであくまで予想として各筋肉や関節の動きを見ていきます。
写真の患者は空手をしており、開脚前屈でも肘が地面に着く程度に柔軟性は保持しています。
ただし実際柔軟性の確認をしてみた時に明らかな左右差もあり、空手の動作で腰に痛みを感じることもあり施術とコンディショニングを行いました。
実際のストレッチはこんな感じで行います。(画像は別の患者ですが同じストレッチをしています)
患者は中学生のためかなりダイナミックにストレッチをしていますが、いろんな因子を考慮して患者にあったストレッチを行っています。
上記の写真はコントラクトリラックスという手法でのストレッチ法で関節可動域を拡大させて最大可動域まで動かしたところで関節運動を学習させるものになります。
具体的には上図のような姿勢で最大まで股関節を曲げた状態から膝を限界まで伸ばしていき、10秒ほどストレッチさせた後に10°程度膝を曲げた状態から手を押し返すように力を3割程度で5~10秒力を入れてもらい、力を抜いてまた膝を限界まで伸ばしていきます。
筋肉は収縮後に弛緩をするという性質を利用したリハビリのPNFといわれる手技のストレッチ法です。
大きな可動域でスピードやパワーを出せるほうが競技としても当然有利ですし、何よりケガの予防になりますので、各筋肉の柔軟性を向上させてケガ無くパフォーマンス向上を目指しましょう!
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