花笑整骨院の田中です。
気が付けばもう少しで年末ですね。
開業してから早くも3ヶ月経過しましたが、幸いにも体調不良なく元気に営業できております。
まずは年末年始の営業についてです。
年末年始ですが、12月30日(金)~1月4日(水)までお休みとなります。
なお、12月29日(木)の午前は9:00~12:00まで、午後が14:00~17:30までの受付となりますのでお間違えの無いようにお願いいたします。
さて、タイトルにある猫背の治療なのですが、日本人は9割猫背らしいです。
本当かどうかわかりませんが、確かに患者さんに猫背の方は多いです。
この姿勢の異常が招きやすいものとして、腰痛症や肩こりなどを訴える頚肩腕痛があげられます。
猫背になる原因は様々で、筋力や筋肉や靭帯の柔軟性などいわれていますが、結局は今までの姿勢を続けてっきた結果が猫背となりますので、1回の治療で肩こりや腰痛はよくなっても、猫背を完全に治すのは難しいと思います。
さらに、猫背といわれるものの中には、背骨や骨盤の傾斜で種類が分けられます。
その中でも今回は骨盤が前に傾いた、腰が反った状態の猫背についてお話します。
いわゆる反り腰といわれるものなのですが、まずセルフチェックとして
1.壁にカカトとおしりと背中、後頭部を順に着けて立ちます。
2.壁と腰の間に手のひらを入れます。(できれば他人に入れてもらいます)
・この時に手のひらが一枚入るかどうか程度が骨盤が前傾も後傾もしていない中間位といわれる状態。
・手のひらが入る隙間が無ければ骨盤は後傾した状態。(腰をかがめるように曲がった状態)
・手のひらがすっぽり入るほどの隙間があれば骨盤が前傾した状態。
となります。
この中の骨盤が前傾した状態が続くと、重心が前にずれてしまうため、重心を後ろの戻そうと背中の丸まった猫背に姿勢が変化していきます。
この状態が続くと肩甲骨が外側に継続的に開いた状態となり肩こりの原因にもなってきます。
最近ではパソコンやスマートフォンの普及により、頭が前に出た頭部の前方変位となり、ストレートネックの原因となるほか、ストレートネックとなったため、約5kgほどの頭からかかる重さと衝撃を上手に緩衝できなくなり、頚椎症などの障害も出てきます。
実際は股関節の可動性の低下や、腹筋背筋の出力低下などもふくめ、骨盤の前傾だけでもこのように各部位の連鎖的障害が出てきます。
恐ろしいことばかり書いていますが、実際は骨盤が前傾している方でも腰痛のない方はたくさんいらっしゃいますし、実際に私も骨盤が前傾した反り腰傾向の猫背ですが腰のトラブルは経験したことがありません。
あくまでこのようなリスクがありますよという話です。
ここからは日常的に猫背を予防する方法をご紹介します。
1.スマートフォンを見るときは脇に片手を入れる。
スマートフォンは巨大化の一途をたどっており、片手操作できるスマートフォンが少なくなっておりますが、右手でスマートフォンを持ち、何らかの読み物をしている際、左手を右の脇に入れることで目線が上がり、頭部が前に倒れるのを防げれます。
パソコンでも同じですが、モニターの高さを上げて、目線を上げることが大事です。
2.椅子に座る際は深く腰かける。
椅子に深く腰掛け、左右の座骨に体重を乗せてあげることで骨盤の後傾を防げます。これは骨盤前傾の話ではないのですが、猫背予防にとって重要なこととなります。
もしくは背もたれのない椅子に座ることで、骨盤の中間位(前傾も後傾もしていない状態)に近い状態を保てます。
3.ストレッチは欠かさずに。
当院でもよく指導させていただいているのですが、デスクワークなどで背中の疲労を感じたらストレッチを行ってください。
肩こりの方ぜひお試しください!
1.両手の指先をみぞおちに当てる。
2.両手の甲をぴったりとつけ、肘を前に突き出す。
3.写真左のように大きく息を吐きながら、おへそを覗き込むように上体を丸め、30秒ほどキープ。
4.上体を戻し、背中の後ろで肘を曲げた状態で手を組む。
5.写真右のように肘を下に向けて伸ばしながらみぞおちを持ち上げるイメージで肩甲骨を寄せながら胸を張る。肩甲骨は寄せきれれば良いので無理に力を入れない。
これが肩甲骨と背骨の肩こり予防ストレッチとなります。
猫背に対するストレッチや筋力トレーニングや矯正治療はまだまだありますが、非常に膨大な量になってしまうため割愛させていただきます。
首痛、肩痛、肩こり、腰痛などを引き起こす可能性のある猫背を矯正したい方は花笑整骨院までぜひお越しください!!
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