骨盤底筋の重要さ

BLOG 2016年12月09日

花笑整骨院の田中です。

果たして鳥取はいつ雪が降るのでしょうか?

鳥取の年々雪の量が減っており、去年は1回ほどドカッと降った程度でほとんど降らなかったイメージでした。

ちなみに当整骨院ではぎっくり腰の患者様が急増中です。

動くのがやっとだけど仕事は休めないとか、今日は何とか休ませてもらえたけど、明日は仕事に行かなければならないから何とかしてほしいと悲痛な叫びを聞きました。

幸いほとんどのぎっくり腰も治療後には動けるようになるまで回復してくれて、うれしい限りです。

 

本日はこのぎっくり腰にも深い関係のある題名の骨盤底筋についてお話していきます。

図で見たほうがわかりやすいので、まずはこちらをご確認ください。

 

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このように、骨盤の底にあり、恥骨と坐骨をハンモックのように付いているたくさんの筋肉のことを骨盤底筋と呼びます。

この筋肉と並んでよく登場するのが、腹横筋、多裂筋、横隔膜です。

これら4つのことをコアユニットと呼んだりするのですが、すごくざっくりと説明するとこの4つの筋肉はお腹を囲むように箱型となり、これらが最初に上手に働くことでコルセットのように腰を安定させます。

このコアユニットがしっかりしていれば、ぎっくり腰、ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎圧迫骨折などを代表とする腰のトラブルのリスクを大きく減らせます。

 

最近はヨガやピラティスという概念が広まってきたおかげでトレーニング法などもネットで検索すればたくさん出てくるようになりました。

ただし、これらの筋肉の過不足の評価は自分では難しいです。

必要なトレーニングは個人によって違いますので、すべて行えば腰のトラブルと無縁になるかといえばそうでもないです。

ここら辺の評価は自分で判断するのではなく、専門家に見てもらいましょう。

 

話を戻しまして骨盤底筋ですが、非常に女性と関係の深い筋肉です。

 

この骨盤底筋は妊娠・出産によりダメージを受けやすいです。

妊娠中には胎児の重さで下がった子宮をそこから支えるため、なにも常に伸ばされた状態になりやすく、分娩時には物理的に損傷を受けやすいです。

骨盤底筋群の中には尿道括約筋もありますので、ダメージを負った結果妊娠中や分娩後の尿失禁が起こりやすくなります。

分娩時は胎児が産道を通りやすくするために骨盤底筋は柔らかくなるのですが、それでも分娩による骨盤底筋の裂傷は多く起こります。

 

このようにして妊婦さんの骨盤底筋はダメージを負うのですが、通常この筋肉は産後1~3ヶ月で回復します。

ただし、この骨盤底筋損傷の症状は若い時期に症状が出なくても、女性ホルモンの減少する更年期に症状が出る場合も多くあります。

その症状は腰痛であったり、足の付け根の痛みであったり、尿失禁など様々なものとなり得ます。

 

更年期の方で何かをした覚えがないのに徐々に腰が痛くなってきたというかたはもしかしたらこの骨盤底筋が原因かもしれませんね。

 

骨盤底筋が原因で起こる腰痛は当然ながら犯罪になる可能性があるためマッサージはできません。

仮にやったとしてもパートナーにやってもらうのが一番安全だと思います。

そのため運動療法で治療していくのが一般的ではないでしょうか。

産婦人科の先生に聞いたらケーゲル体操を教えていただけると思いますし、インターネットで検索しても出てきます。

もちろんピラティスでも骨盤底筋のトレーニングが行えますし、さらに産後姿勢改善のエクササイズも同時に行えます。

 

個人的にはケーゲル体操はけっこう地味なので、ピラティスのほうがやっている感があって効果も見えやすいのではないかと思います。

 

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若干ピンボケではありますが、田中スクワットの写真です。

やり方次第ではありますが、このスクワットも骨盤底筋のエクササイズとなりますし、腰痛予防のトレーニングにもなります。

このスクワットですが、間違った方法でやると膝の負担がものすごく大きくなります。

しかも多くの方が正しいやり方を間違っておりますのでご注意ください。

 

産後の姿勢改善や腰痛などにお悩みの方や骨盤矯正に興味がある方、ご相談に乗ります。

 

ご予約や問い合わせはこちらまで。

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O脚の治療

BLOG 2016年12月06日

花笑整骨院の田中です。

 

前回外反母趾の話でしたが、今回はO脚についてです。

実は私ものすごいO脚です。

これがX脚になったら身長が5cmぐらい伸びるんじゃないかってぐらいO脚です。

 

このO脚ですが、原因は様々あります。

病的なものだったり、筋力のアンバランスだったりします。

病的なものでないO脚の原因は普段の生活習慣による筋力のアンバランスと、関節の問題であることが多いです。

かくいう私も生活習慣によるものだと思います。

 

このO脚ですが若いうちはもちろん痛みはありません。

高齢になってきたときに大変なことが起きます。

いわゆる変形性膝関節症です。

関節の破壊がおこり、歩き始めや立ち上がりの時に激痛が走ります。

 

日本人は内側の障害が多く、見た目がどんどんO脚に変形していきます。

この変形がひどくなっていくと内側の骨同士がぶつかり、軟骨がすり減ったり、骨同士が当たる部分に骨のトゲができたりして痛みを出します。

初期の場合は治療やリハビリで膝関節を安定させて痛みは無くなっていくことが多いのですが、進行したものは人工関節の手術が選択されます。

 

変形性膝関節症のO脚は難しいですが、生活習慣による若年層のO脚は結論からいって矯正できます。

ただし、無理やり膝どうしをくっつけるような矯正器具や、力まかせに衝撃を与えるような施術は効果があるとは思えません。

筋力トレーニングと足底板、関節へのアプローチで矯正していきます。

私の場合、自分で治療はできませんので筋力トレーニングと足底板に頼ることになります。

足底板使用しているだけで治ってくれたらいいなぁと思っていたのですが思うように効果が表れませんでしたので、重い腰を上げてトレーニングも始めました。

 

O脚の方に言える事なのですが、太ももの内側の筋力が弱いです。内転筋ってやつですね。

足底板は2ヶ月ほど前から使ったり使わなかったりしていたのですが、内転筋トレーニングは1週間前ほどから始め、本日以前の写真と比べてみたのですがなんと変化ありました。

その写真がこちらです。

 

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改めて見るとひどいO脚ですね。

改善はしてきましたが、まだまだ良くない状態ですね。

 

そして空き時間に一人でストレッチポールやマットピラティスをやっているおかげで左肩が上がって、頭が左側を向いている姿勢も改善してきました。

ビフォーアフターを写真で見るとわかりやすいですね。

そして改善点が見えるとモチベーションも維持できます。

 

O脚、X脚にお悩みの方は一度ご相談ください。

ピラティスによる運動療法を取り入れた痛みの出ない体を作るパーソナル予防プログラムもございます。

 

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外反母趾

BLOG 2016年12月01日

花笑整骨院の田中です。

 

朝晩がずいぶんと寒くなりまして、冬の訪れを感じております。

インフルエンザの時期にもなりましたので、皆様も体調管理を十分にお気を付けください。

 

さて、今回のテーマですが足についてです。

足といっても様々なのですが、足部のアライメントについてお話します。

足部の変形もたくさんありますが、有名なものでいえば外反母趾や偏平足などではないでしょうか。

この外反母趾は女性特有なものと思いがちですが、男性にも起こる足部の変形です。

ちなみに発生割合は10:1で女性に多いです。

これはハイヒールなどのつま先が細く、踵が高い靴を履く習慣が多いからです。

この外反母趾ですが、単純に親指が小指側を向く変形ではありません。

詳しく文章で説明するのは時間がかかってしまうので割愛しますが、親指の中足骨と親指のなす角度が20°を超えてくると外反母趾と判断されます。

外反母趾は痛みが出ない方も多くいらっしゃいますが、直接靴と当たる部分が痛いという方や、足の裏の前のほうが痛いという方もいらっしゃいます。

それぞれ痛みを出す理由が違うのですが、一番大事なのは変形する前に矯正することです。

外反母趾テーピングもありますし、何より大事なのは筋力訓練となります。

筋力訓練はホフマン体操や、タオルギャザー、スネやふくらはぎの中の限定した筋肉の強化をしていきます。

タオルギャザーとはタオルを足の指でたぐりよせる運動で、足首の捻挫のリハビリ初期でよく使われます。

外反母趾と足首の捻挫は違うものなので同じようにタオルギャザーをしても思った効果が得られません。

外反母趾は放っておくとさらに変形を進ませます。

具体的には開帳足といって足のアーチがつぶれ、横に広がってしまうことです。

これをまた放っておくと足から上に向かって膝や股関節に障害が出てきます。

親指の変形が気づけば腰の痛みになっていることも多くあるのです。

足の親指が隣の指の上や指の下にもぐってしまっているような変形はなかなか元には戻りませんが、親指の付け根がうちに出っ張ってきているぐらいのものなら元の形に戻すこともできます。

予防や早め早めの治療が必要ですね。

外反母趾テーピングの写真を載せておきますので、興味がある方はご来店ください。

 

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少しわかりにくいですが右足の親指にテーピングをしています。そして私の足ですいません。

 

小指も開くようにテーピングもしたりしますが、これは軽い状態外反母趾のみに適用となります。

上で書いた開帳足まで進行している場合、小指まで開くようにテーピングをしてしまうと開帳足を助長させてしまうのでやらない方がいいです。

 

仕事でハイヒールを履くことが多い方や、外反母趾でお困りの方は是非一度お越しください。

 

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